南南東の風

地球と太陽


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冬至の昼・夜の長さの関係と太陽

2016年の冬至は12月21日です。
私は冬至というのは、一年で最も夜が長い日と記憶していました。

ところが、正確にはそうではないのですね!

冬至が一番夜が長いのではないって本当?

たとえば2016年の12月12日は、
日の出は6時41分で日の入りは4時28分です。

そして、冬至の日の12月21日は
日の出は6時47分、日の入りは4時32分です。

と、言うことは、計算してみると、
12月12日は昼間の時間は9時間47分であるのに対し、
12月21日の冬至の日は、9時間45分になります。

12日の方が夜が長いですよね!

11月28日は日の出が6時29分で日の入りが4時28分でした。
そうすると、昼間の時間は9時間59分になり、
夜の時間が上よりもっと短いことになります。

冬至前になるのに、日没が早いんですね!

どうしてそうなるの?

それは、地球の公転軌道が楕円なので、
太陽の進み方が一定でないことによります。

また太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているので、
太陽が天の赤道に対して、動く速度が一定でないからです。

なので、太陽の動きと地球の軌道の動きとの関係で
計算が違ってくるのです。

かぼちゃの煮物

太陽の力が一番弱っている

そう言われているためか、
小豆粥を食べて無病息災を祈る習慣があったりします。

その他にも、かぼちゃやにんじん、金柑、れんこん、
ぎんなん、寒天、うどんの七種類の「ん」がつく食べ物を口にすると、
運が付くといわれています。

これらを食べると身体も温まりそうです。
今ほど、暖かい環境になかった昔からの知恵でした。

ゆず湯

また冬至にはゆず湯に入る風習もあります。
銭湯でも冬至の頃になると、
ゆず湯のサービスをしてくれるところがありますね。

ゆずの強い香りは邪気を払うとされています。

他にもゆずには、ビタミンCやクエン酸が含まれており、
風邪の予防や美肌効果、リラックス効果も期待できます。

冬の寒さに負けないためにも
ぜひ利用したいものです。

太陽が力を取り戻していく日でもある

一番弱っている日が冬至なら
この日からだんだん日も長くなっていくので、
力を取り戻していく、と考えられます。

それで、昔の人は「一陽来福」と言って、
次第に運が向いてくることを願い、
春を待ち焦がれている気持ちを表しています。

本来のゆず湯の意味

ゆず
現在では冬至の日に風邪をひかないようにゆず湯に入る、
という習わしになっていますが、
実は本来は運を呼び込むために身体を清めて
厄払いをするための禊(みそぎ)の意味がありました。

菖蒲湯と同じように強い香りを持つ植物のゆずで
邪気を払うという意味がありました。

冬至以降の天候

西高東低の冬型の気圧配置になり、
大陸から冷たい北風が日本列島に吹き抜けます。

日本海を渡って来る時に、
水分をたっぷり含んだ空気を持ちこむので、
日本海側に大雪を振らせることになり、
その気流が本州の山々にぶつかります。

それが太平洋側に抜けると乾燥したした冷たい風になるのです。


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