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今年もゲリラ豪雨に警戒、注意!

現在のゲリラ豪雨の状況

この梅雨の時期、大気の状態が非常に不安定になって、
大雨に警戒しないといけません。

また局所的に、短時間で一気に降るゲリラ豪雨。

予測が大変難しいと言われています。
注意報や警報が間に合わないことも往々にしてあります。

冠水した道路

対応が遅れてしまうと、浸水被害や避難中に
マンホールの蓋が外れている所があったりして、
転落の危険も出てきてしまいます。

1時間に50mを超える短時間強雨の発生回数を見ると
この30年間で約1.3倍にまで増加しています。

ゲリラ豪雨とは、
「約10~数十km2範囲の狭い地域に,時間雨量が 50mmをこえるような豪雨が短時間に降る現象。」
と、「コトバンク」にはあります。

こういった大雨の発生のサインや注意するべき危険な場所をチェックして
「もしも」の時に備え、
時にゲリラ豪雨となる対策をしておくことが必要になります。

ゲリラ豪雨はどうやって発生するのでしょう?

積乱雲が発達すると、ゲリラ豪雨の原因となります。

海から吹いてくる暖かく湿った空気が陸にぶつかって上昇します。
上空に冷たい空気があるとこの暖かく湿った空気がぶつかり混ざリあいます。
そうすると大気が不安定な状態になります。

これを解消しようと発生する対流があり、
さらに積乱雲の発達を促すのです。

曇った景色

積乱雲の性質として垂直方向に広がるため、
ですから雨になると狭い範囲で
大量の降水量になるゲリラ豪雨の要因になります。

こうしたゲリラ豪雨は、都市部では、
地面がアスファルトで覆われていて
熱をためこみやすく、
また高層ビルが乱立している場所などがあると
風の流れが妨げられ、
積乱雲を発生させる原因となったりもします。

浸水リスクに備えるには

雨の中を走る

アスファルトに覆われた都市部などは、
雨水を浸透させにくく、
ゲリラ豪雨が降ると下水の排水能力を超えるリスクが高まってしまいます。

たとえ3cmほどの水位でさえ、歩行に差し障りがあったり、
ドアが水圧で開かなかったりする恐れがあります。

そういうことをしっかり頭に入れておきましょう。
自分の中でシュミレーションしておくと、いざという時に役立だちます。

また地下室や河川・中洲など雨水が一気に流れ込み
大変危険な場所になります。

普段から自分が住んでいる地域や利用する地域の危険な場所の確認と、
スマートフォンのアプリなどを利用して地域の雨雲の動きをチェックして、
気象情報を察知するようにしましょう。
危険を感じたら、すみやかに安全な場所へ避難しましょう。

増水した川

また、けっして川の側に近寄ってはいけません。
様子を見に行って、流されてしまうケースも見かけられます。
充分に気をつけましょう。

浸水被害を防ぐには?

地下街などの階段の近くに金属製の板がついていることを見るようになりました。
これは「止水板」(防水板)といって、入り口に設置してあると、
豪雨時に地下に水が流れこむのを防ぐ役割をします。
土のうなどは準備に時間がかかりますが、こちらは短時間で設置できます。

最近では止水用シャッターも出てきていますね。
住宅や商店などの対策では、まだ一人ひとりの行動に委ねられているので、
住宅のガレージや商店のシャッターにこういった止水製品を利用してみてもいいかもしれません。

家や職場を浸水被害から守りましょう。

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